不妊治療は未知の世界

助産師が2人目不妊で不妊治療を始めていき、学んだことを書き留めています。

加藤レディースクリニックは治療方針に対する意思決定支援が乏しい:いち患者の気持ち


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採卵まで一通り体験して、加藤レディースクリニック(KLC)に関して思うことをつらつら。

 

 

KLC雑記

最後の砦…と揶揄されることも多い加藤レディースクリニック。

高層ビルが立ち並ぶ西新宿の一角にあり、ビルのほとんどがこのクリニックのフロア。

館内には、アラフォーと思われるご夫婦やスーツケースを持った方、通訳連れの外国人も多い。

 

クリニック内のフロア移動が必要な場合は、メールでお知らせがあり。

しかし、各診察室への呼び出しは、電子掲示板に受付番号を表示するのみで、そこはやや不便。

(掲示板から音が鳴る度に皆が一斉にそちらを確認するので異様な光景だし…)

意外なことにまだ電子カルテではなくて、2018年秋に導入予定。

 

医師は、担当医制ではない。

(多くの患者をさばく不妊専門クリニックではこの方式が多いと思う)

ちなみに、採卵をする医師とその後の診察する医師も違う。

(だから採卵時の詳細は不明のまま…)

治療方針は、自然周期、レトロゾール周期、クロミフェン周期がメインらしい。

(多嚢胞性卵巣持ちの場合、レトロゾール周期→クロミフェン周期の順)

 

自然周期による体外受精を実現させるためには不可欠な365日診療のシステムを成立させている稀有な病院。

これはこの治療に対する強い信念があり、

治療方針に賛同するスタッフを集めることができ、

かつ経営を維持できる能力があってはじめて成立すると思う。

 

初回は成功報酬制を採用している。

あえて体外受精へのハードルを下げてあげることで、比較的妊孕性の高い女性たちの囲い込みに成功しているのではと推測…

有名・自然と日本人好み要素が揃ってるし、アクセス良く値段のハードルも低ければ、

えいやっとステップアップしやすい気がする。

 

治療の意思決定支援が乏しいことについて

 

医師の診察は、事務的であるが、どの医師に当たっても同じ診療方針であると感じる。

クリニックの方針である自然周期もしくは低刺激に信頼を置いている医師が勤務しているからだろうけど、それ以外の卵巣刺激法に対して拒否反応を示すことも。

(これは高刺激系クリニックの医師がKLCのやり方を嫌うのと同じことかな…)

 

医師の診察に迷いがないのは、患者にとっては有難い。

そこに迷いがあると、医師よりももっと知識のない患者は、さらに戸惑うから。

でも、KLCだと医師に任せられてすごくイイ!とはならない。

だって、じゃあどこで迷うのかっていうと、結局患者が独りで迷うんだよね。

次の治療に迷いが生じてるわけじゃなくて、そもそもKLCに受診するかどうかってどころで迷いが生じる。

このままKLCでいいのか?とかね。

 

どんな治療がいいのか、自分の希望や状況に合っているのか、

治療全体に関する意思決定を支えてくれると、

患者としてはより納得して治療に臨めるのではないかなと思う今日この頃。

 

 

なんだかんだ言ってるけど 一応KLC好きです。

医療に百点満点なんて有り得ないもんね。

 

 

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