不妊治療は未知の世界

助産師が2人目不妊で不妊治療を始めていき、学んだことを書き留めています。

安静ってどのぐらいまで動いてもいいの?家事や仕事は?:絨毛膜下血腫(4)


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KPCでタイミング・人工授精を経て

KLC転院後、採卵2回、移植1回目で胎嚢確認後にKLCを卒業したあとの出来事です。

妊娠後の記事となりますが、トラブルがあったので記録を残したいと思います。

 

前回の記事↓↓ 

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胎嚢確認までの過去記事↓↓

KLC③ ET19 胎嚢確認&KLC卒業:クロミフェン周期(13) - 不妊治療は未知の世界

KLC③ ET12 判定日!3日目胚移植後:クロミフェン周期(12) - 不妊治療は未知の世界

KLC3周期目となる妊娠できた時のクロミフェン周期の開始記事↓

KLC③ D2 3周期目開始 : クロミフェン周期(1) - 不妊治療は未知の世界

 

 

 

出血後の安静生活

診察後のこと

私が診察後に初めにしたこと…それは2週間後までの仕事の調整でした。

上司に報告して勤務調整をして…関連部署にも連絡して…。

なんだかんだ、自分の状況に向き合う暇もなく、慌ただしく過ごしました。 

 

不妊治療の件は上司に伝えていたので、すぐに対処してもらうことができて本当に助かりました。

もちろん同業ですし、助産師として気遣って頂けて本当に感謝するだけでした。

 

安静について

病院での安静度

産婦人科病棟での安静度って色々あるけど、状況(というか疾患)によって様々…。

例えば切迫流産や早産の場合は大きく以下のように分類されることが多いと思う。

 

  • 絶対安静:ベッド上で寝ながら食事・排泄、シャワー禁
  • トイレ歩行可:ベッド上で食事、歩行でトイレ排泄可
  • シャワー可:ひとりでシャワーできる(週1回~3回とか)

 

切迫早産で多いケースが、初めはトイレ歩行可の安静度+子宮収縮抑制剤点滴から始まって、点滴の薬の量を減らしつつ、シャワーもできるようになっていく感じ。

もちろん、入院すれば、家事や仕事はできなくなる。

座位もあまりとれなくなって、腰痛が出てくることも。

あまりいいベッドじゃなかったりするからね。

患者さんによっては、低反発マットレスをベッドに引く方も。

 

入院させる基準は本当に医師(病院)によって異なるけど、自宅では安静にできないから、子宮収縮抑制剤の内服だけなんだけど、入院している妊婦さんもいる。

反対に、入院したほうがいいけど、患者さん希望で入院せず自宅安静とするケースも。

このあたりは、妊娠週数と、病院のベッド数やNICUの有無で左右される感じ。

 

私の安静度

私の場合、切迫流産だけど、絨毛膜化血腫がある。

ただの流産ならそこまで安静にしてもしなくても、あまり変わらないかもしれないけど、血腫の場合は、安静にすることが有効な場合がある。

 

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不妊治療したから、体外受精したからというわけではないけど、

でも、どうしてもこの妊娠を継続させたかった私は、前回の診察から5日間ただひたすらに横になっていました。

私が今、できることはこれだけだったから…。

正直、どれだけ意味があるか分からないと思いながらではあったけど…。 

でも、基本的には、病院での「シャワー可」ぐらいの安静度を意識しながら生活していました。

理由は、大体、自宅安静を指示される場合の安静度がこのぐらいだから。

 

1日のスケジュール

振り返ってみると、1日はこんな感じに過ごしていました(カッコ内は立位時間)

  • いつも通りの時間に起床
  • 朝食と子供の保育園の準備が終わり次第、ベッドで寝る(20分)
  • トイレ以外はベッドorリビングなどで臥床したまま
  • どうしてもしないといけない仕事の連絡等座位で仕事または家事(30-60分)
  • 保育園のお迎えは誰にもお願いできないので、保育園から自宅まで往復タクシー(40分?)
  • 子どもとダイニングテーブルで食事(30分)
  • シャワー浴(10分)
  • 寝たままこどもと遊び、就寝

 

やっぱり、入院して上げ膳据え膳ってわけじゃないし、家事や育児で動き回っていたかも。

残念なことにファミサポの利用登録などもしておらず、ベビーシッター依頼するよりも、往復タクシーのほうが安いってことで、自分で迎えに行っていたし…。

こうして書き出してみると、なんだかんだ、動いていたみたい。

 

土日は、夫にお願いしてこどもを外に連れていってもらい、実母もわざわざ来てくれて食事の作り置きをもってきてくれたり、家族に助けてもらう日々。

でも、おかげさまで安静に専念することができた。

 

7週5日 出血後2回目の診察

 祈るような気持ち

あれから、1度だけ赤茶色の付着程度の出血と子宮収縮の痛みはあったけど、前回のような多量の鮮血はなかったので、気持ちは少し楽だった。

でも、外出血になっていなくても、血腫だけが大きくなっている可能性だってある。

また、流産の可能性が高い週数でもあるので、赤ちゃんの心拍が動いているのか?とても不安な気持ちで受診。

 

結果、CRL16㎜で、心拍も確認することができた。

心配していた血腫の大きさも、前回から大きくなっていないということが分かった。

 

良かった~~~!

 

医師からは、「もう妊娠届を出して母子手帳もらってもいい週数だけどどうする?あと1週間様子みてみる?」と声をかけてもらって、「もちろん、もらいに行きます!!!」と即答した。

だって、この後どんな結果になったとしても、妊娠していたっていう証がもらえるならもらいたい、そう思ったから。

 

久しぶりの母子手帳

血腫が大きくなっていないということで、かなり希望の光が見えてきた!

私が悲観していたよりも、かなり軽い経過で済むんじゃないか、とか。

もう、うきうきで母子手帳もらいに行きましたよ!!!!

 

一人目から実に5年ぶりに母子手帳。

あぁ~そういえば色々と資料もらったなぁとか、大きなカバンで良かったとか、色々なことを考える。

 

帰り道、おみくじを引いてみたら、でした。

 

病気:長引くがあまり医者を変えてはいけない。気長に養生すれば全快。

 

おお~全快とは嬉しい!でも、転院に反対されちゃった(笑)

 

診察結果に浮かれて少し歩き回ってしまい、久しぶりのまともな外出に疲労困憊で帰宅しました。

 

 

その後↓

 

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