不妊治療は未知の世界

助産師が2人目不妊で不妊治療を始めていき、学んだことを書き留めています。

朝になって受診:絨毛膜下血腫(2)


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KPCでタイミング・人工授精を経て

KLC転院後、採卵2回、移植1回目で胎嚢確認後にKLCを卒業したあとの出来事です。

妊娠後の記事となりますが、トラブルがあったので記録を残したいと思います。

 

前回の記事↓↓ 

 

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胎嚢確認までの過去記事↓↓

KLC③ ET19 胎嚢確認&KLC卒業:クロミフェン周期(13) - 不妊治療は未知の世界

KLC③ ET12 判定日!3日目胚移植後:クロミフェン周期(12) - 不妊治療は未知の世界

KLC3周期目となる妊娠できた時のクロミフェン周期の開始記事↓

KLC③ D2 3周期目開始 : クロミフェン周期(1) - 不妊治療は未知の世界

 

 

 

7週1日 真夜中の出血

まずやったこと 

 出血を確認してまず私がしたことは、血まみれのティッシュの写真を撮ったこと。

そのままトイレに流しちゃうと、あとからどのぐらい出血したか分からなくなっちゃうから。

 

そして内容物(卵膜や胎芽)が流れていなかったかどうかの確認

とりあえず、ティッシュや下着を確認したけど、小さな血の塊(コアグラ)があるだけで、内容物が出た形跡はなさそう・・・。

 

写真を撮るってギョッとするかもしれないけど、意外と大事。

やっぱり気が動転しているときの記憶って本当に曖昧なので、写真でも動画でもいいから記録に残しておくってのは後で振り返ることができる。

これはこどもの病気関連で学んだことなんだけど、記録があるってのは受診時でも助かることも。

いくら流血見慣れてるとはいえ、やっぱり仕事と違って、自分のことや家族のことになると思ったよりも慌てていると思うんだよね。

いや、振り返るとかなり慌てていたと思う。

 

眠れず横になるだけの時間

トイレからリビングに戻ると、カーペットも真っ赤っか。

こりゃ思ったより出血しているなぁ…。

でも、今の自分にできることは何もない。

 

横になっているしかできない。

子宮収縮は、あるかどうかわからなかった。

私は両側卵巣も腫れていて、下腹部の鈍痛は分かるんだけど、生理痛…ぽくはないかな。

 

もう、眠れなかった。

ドキドキしちゃってた。

眠れない頭で考える。

 

子宮内に胎芽も胎嚢も確認できている。

だからといって子宮内外同時妊娠の可能性が完全に否定出来るわけではないけど、私は体外受精での採卵周期に初期胚をひとつ移植したんだから、限りなくその可能性は低いだろう。

 

と、なると、進行流産?

いつのまにか心拍も止まっていたか…。

でもとりあえず内容物の排出はなかったし、子宮収縮もあまり無い…と思う。

 

それならば、絨毛膜下血腫の外出血か…。

前回のエコーではそれらしきフリースペースは無かったか、もう一度先週のエコーを確認。

やはり、無い、うん。

 

このまま出血が止まってくれるといいんだけど…

せめて絨毛膜下血腫で、心拍も確認できると良いんだけど…。

 

ただただ時間が過ぎるのを待って。

その間何度もナプキンを確認して。

新たな出血が続かないことに安堵して。

 

でもまた2時間後に鮮血がでたときには、また絶望的な気持ちに。

そうしたら逆になんだかどうにでもなれという心境になって、急に眠くなり、寝た。

 

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急遽診察 

病院へ電話

本当はこの日の夕方に受診予定だった。

初めは夕方まで様子を見ようかなと考えていた。

だって、たとえ心拍確認できても何もできることはないだろうし。

出血後の経過がある程度分かってからの夕方の受診の方がよいかな、と。

 

でも、心拍動いているかどうかが知りたくて、思い直して朝一でクリニックへ電話。

状況説明して急遽受診できないかと相談すると、快い返事が。

 

もうね、この時の看護師さんだか助産師さんの言葉が、本当に優しくって。

「心配でしょうから、どうぞすぐに受診なさってください」と。

気遣ってもらえるっていいですね。

涙が出そうなほどうれしかったです。

ありがとうございます。

 

この対応、当たり前なのかもしれないけど、でもそんな当たり前がちゃんとできるスタッフがいる病院なんだって安心した。

 

心拍確認

受診すると、医師も神妙な面持ちで出迎えてくれた。

 

まずは、クスコ診。

性器出血があること、色を確認。

出血してるし、鮮血、です。はい。

 

経腟エコーの開始。

怖くて、また閉じた目をあけられなかった。

 

赤ちゃん元気に動いていますよ!

 

医師の明るい声に、モニターを覗くけど、かすかに動いている心拍が見えた。

なんだか分かりにくくて、また不安に。

 

でも、胎芽は11mmと成長していた。

血腫は、胎嚢と同じぐらいの大きさで20mmぐらい。

子宮口付近に血腫があるようだった。

 

 説明されたことは下記。

 

  • 血が溜まっていること
  • 今できることは何もないこと
  • 血腫は入院するほどの大きさではないこと
  • 安静にしても安静にしなくても、流れてしまうこともある時期であること

 

はい、はいと力なく返事をした。

次の受診は一週間後となった。

 

冒頭の出血の写真の話ですが、写真見せてもないし、話も出してません。

記録大事とか言いながらなんだよって感じですよね。

なぜなら、今は出血量よりも、心拍があるかどうか?が大事なことだから。

あの写真は今後の自分用って感じです。

この時よりは多いな少ないなって冷静になる用に今回は撮影してます。

実際、あとで役に立ってくれました。

 

絨毛膜下血腫?

診察した医師からは、安静にしなくても良いとのニュアンスで説明があった。

血が溜まっていると言われたが、正式な診断名は告げられなかった。

 

でも、あのエコーで、外出血があったわけだから、たぶん絨毛膜下血腫なんだろう。

そうであれば、次は何ができるだろう?

 

その後↓

 

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