不妊治療は未知の世界

助産師が2人目不妊で不妊治療を始めていき、学んだことを書き留めています。

不妊治療と仕事とキャリア①(2人目不妊の私の話と治療でかかる仕事への負担)


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こんにちは。みち子です。

今回は、不妊治療を行ってきて、私自身の仕事との付き合い方とキャリアについて書きたいと思います。

 

自己紹介↓

www.hunin-michi.xyz

 

 

 

パートを選択した私の話(妊活開始まで)

不妊治療を始める前の状況

私は、一人目を出産した後、産休明けである産後2か月から少しずつ仕事に復帰しました。

3か月後には週4日勤務、5か月後にはフルタイム勤務という状況でした。

もちろん、その時その選択をしたのは自分です。

その時はそうせざるを得ない状況でした。

 

でもこれは、私が助産師だからこそ可能だったなと思います。

初産婦にしては、産後のあれこれで悩む機会も少なかったです。

知識や経験のおかげで色々な事態にも対処できていたということが大きかったです。

 

ですが、助産師だからと言って、そううまくはいきません。

こどもが6か月になり離乳食か開始するようになるころには、多くの初めてのママたちと同じように色々と悩んだり、試行錯誤することが増えていきました。

 

こどもが1歳になる頃が一番大変でした。

毎週のように熱を出して、病児保育やシッターさんをフル活用しました。

時々、実家や義実家に助けてもらったりしながらなんとか乗り切ってきました。

そしていつしか、そんな状況にとても疲れてしまった自分がいました。

 

心の中では、「2人目を産んだらゆっくりとこどもの成長を見届けたい」という気持ちがありました。

 

夫の不妊治療へのスタンスを踏まえてパートを続ける選択をした

仕事の区切りがついたある日、上司と相談して私はパートになることを選択したのでした。

その理由は、大きく3つあります。

  1. その仕事に自分自身が疲れてしまい少し離れたいと思った
  2. 2人目を妊娠したい、次こそはゆっくりと休みを取りたいと思った
  3. 3歳になる長男との時間を増やしたいと思った

 

今思えば、かなり大きな決断だったなぁと思います。

 

実は、パートになってから、すぐに不妊治療をしたわけではありません。

そもそも私は、4歳差で出産したいと考えていました。

そしてできれば保育園入園しやすい春・夏産まれを目指していました。

そのため、早生まれとなるこの頃、私は妊活すらしていなかったのです。

もったいなかった!

いくらそう思ってもまさに後の祭り…。

 

実は、1人目のとき妊活は全く体験していませんでした。

出産したいと思う期間から逆算して2か月早めに妊活したら、その月に妊娠できて少しだけ焦ったという経緯があります。

だから産後は、かなり、しっかりと避妊をしていたのです。

 

キャリアダウンして良かったこと

仕事で忙しい日々から離れ、それまでやり残していた人生のあれこれに区切りをつける作業が始まりました。

大げさな表現ですが、それぐらい色々なことを後回しにしていました。

 

 

それまでは、こどもも小さくて早く寝かせていたのでこんな生活でした。

 

6:30   長男起床

7:30   せかしながら保育園へ登園

8:00      出勤

18:00 退勤

18:30 保育園送迎/食事/せかしながらお風呂

20:30 就寝

 

きっと、育児を主に担う兼業主婦の多くがほとんど同じ時間割だと思います。

長男が目を覚まして一緒にいる時間は、朝1時間、夜2時間だけ。

もちろん残業がある日は、夫にお願いして交替してもらうか延長保育。

毎週土曜日も仕事がある時期もありました。

 

今日1日、子供と一緒に過ごせた時間を指折り数えては、これでいいの…?という自問自答の日々です。

育休もろくに取れなかったですし、正直自分を責めることもありました。

 

キャリアダウンしてからは、本当にたくさん長男と遊ぶことができました。

週に1~2日は平日もお休みして2人で遊ぶようになりました。

一緒に料理をしたり、家族で遠方に旅行に行ったり、実母と孫3人で遊びに行ったり。

保育園がある日でも17時にはお迎えにいって、帰宅してからも一緒に料理をしたり、遊ぶことができました。

 

ようやく妊活を開始

気持ちに一区切りがついたころ、妊活を始めました。

といっても、生理周期はすでに半年も前から記録し、基礎体温も同時に測定していました。

また、排卵検査薬を使用しての自己タイミング法でしたし、一応助産師なので、かなりしっかりとタイミングは取れていたと思います。

 

2か月この方法でトライして、ダメでした。

 

前回の妊娠から4年経過していましたし、私の既往歴や前回の分娩方法が帝王切開だったこともあり、一度しっかりと検査をする必要があると考え、早々に不妊治療専門クリニックの門をたたきました。

 

この選択は良かったと今でも思います。

なぜなら、この一連の検査で右側卵管閉塞であることがわかりましたし、比較的早くステップアップに踏み切る覚悟ができたように思うからです。

 

当時32歳で、第一子自然妊娠、夫も同年で健康とあれば、通常は自己タイミングをしばらく続けてから、医師の管理下で時間をかけてステップアップされる方が多いと思います。

でも、同じような方であっても、身体の状況は変化しており目に見えないので、妊娠したいと考えている方は早めに不妊一般検査を受けておくことをお勧めします。

 

不妊治療専門クリニックで、排卵誘発剤(内服)を使用しながらタイミング法をつづけてもなかなか妊娠しませんでした。

 

 

 不妊治療開始からのお話は次回に。