不妊治療は未知の世界

助産師が2人目不妊で不妊治療を始めていき、学んだことを書き留めています。

KLC卒業後の病院選びについて


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KPCでタイミング・人工授精を経て

KLC転院後、採卵2回、移植1回目で胎嚢確認後にKLCを卒業したあとの出来事です。

妊娠後の記事となりますが、トラブルがあったので記録を残したいと思います。

 

胎嚢確認までの過去記事↓↓

KLC③ ET19 胎嚢確認&KLC卒業:クロミフェン周期(13) - 不妊治療は未知の世界

KLC③ ET12 判定日!3日目胚移植後:クロミフェン周期(12) - 不妊治療は未知の世界

KLC3周期目となる妊娠できた時のクロミフェン周期の開始記事↓

KLC③ D2 3周期目開始 : クロミフェン周期(1) - 不妊治療は未知の世界

 

 

KLC卒業後の病院選びについて

一番近いクリニックを受診

KLC卒業後、私は近医のクリニックを受診した。

正直、KLCで陽性判定を受けてから1週間後の胎嚢確認までに転院先を考えないといいけなくて、あまり考えられないうちにその日が来てしまい、自宅から一番近いという理由で選んだ。

さらに、転院するなら、あまり間をあけずに転院先を受診しておいたほうが良いので、ぎりぎり引き延ばして1週間後に受診することに。

でも、後々ちゃんと受診しておいて良かったと胸をなでおろすことになるとは…。

 

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クリニックで産むことのメリット・デメリット

すごい仕方なく選んだ感漂ってますが(笑)、これは私の心配性に起因してまして。

 

クリニックの場合、メリットはこんなことがあります。

正常経過で妊娠・分娩できれば、

  • 大体家から近くてあまり診察も待たない
  • ごはんが美味しい!毎回外食しているように美味しい病院も!
  • 個室!しかも広さが選べたり、家族も宿泊できるところも
  • 産後ケア(アロマトリートメントとかフェイシャルエステ含む)も充実しているところが多い!

かなり至れり尽くせりなんです。

とくに普段食事作ってばかりの主婦にとって、上げ膳据え膳ってだけでも有難いのに、食事の内容が豪華だったりめちゃ美味しい日には…また入院した~いってなるぐらい!

食事、大事!!!

 

一方で、もし異常経過になった場合、

  • 妊娠期になかなか入院できなかったり(施設による)
  • 夜間の緊急帝王切開には1~2時間かかったり(施設による)
  • 新生児に異常があった場合こどもだけ(県外の)NICUに行ってしまったり…とか

も~~~あるあるなわけです。

こういうのは、クリニックのデメリットになるのかなぁ。

 

もし異常が起きたら?搬送になったら?

本当、近くのNICUがたまたま空いていたら良いんだけど、そんなにうまいこといくことばかりじゃなくて・・・。

妊婦さんのいきみをなんとか逃しながら、あるいは赤ちゃんの頭が見えている会陰を抑えながら救急車で1時間とかもあるわけで・・・。

妊婦さんやご家族の不安たるや・・・。

 

搬送に付き添う助産師も気が気じゃないです。

頭の中フル回転です。

そりゃ、無事に搬送できたあとの帰り道とか、一緒に乗り越えた救急隊員さんと絆ができちゃったりしますよ。

私たち頑張ったね!みたいな。

ものすごい団結感(笑)

 

反対に、高次医療機関に勤めている場合、逆のことも起きます。

あ~あのクリニックまたこんな状態の患者送ってきたよ!!!(怒)みたいな。

こうやって予定外のことが起きるほど、本来の患者さんたちにしわ寄せがきてしまうこともあり、それに対する心苦しさを感じることも多い。

まぁ、周産期医療センターとかに指定されてたら受け入れることは使命というか、重要なことなんですが、あまりにひどい状態で送られてくるとげんなりすることもあるわけです。

 

私の妊娠リスクと選べる施設の限界そしてTOLAC

私も助産師のはしくれなので、正常経過で前回安産だったら、助産院を選んでみたいとか思うのだけれど、そもそも前回帝王切開だったので助産院では産むことはできない。

そりゃ~TOLAC(Trial of labor after cesarean delivery)も考えていた時期もあった。

一度は下から産んでみたい、とか。

TOLACとは、帝王切開既往のある妊婦が経膣分娩を試みることで、これが成功した場合をVBAC( Vaginal birth after cesarean delivery )と言うわけです。

 

都内でTOLACできるところは、あそことあそこと…。

成功率だって低くはないんだけれど…。

あくまでもビビりなわたくし、子宮破裂がおきたら?とか、陣痛中の不安の気持ちを想像するだけでもうお腹いっぱい・・・。

体外受精なんて、一昔前までは貴重児なんて言われていたこともあるけど、やっぱりトライするだけのメリットあるか??とか色々考えちゃう。

 

しかも、今回はIVF-ETでの妊娠。

個人的にはこれだけでもハイリスクだなぁと思う。

IVF妊娠の場合、胎盤の位置異常(低置胎盤・前置胎盤)や癒着胎盤が起こりやすいと考えられている。

そして、私の場合、癒着胎盤のリスク因子の中で、「経産婦」「帝王切開術既往」があり、IVF妊娠で胎盤位置異常が起きたら、さらにリスクは上昇すると考えられる。

 

やっぱり緊急対応ができる病院の方が良いかなとか色々迷いながら、受診の日を迎えました。

 本当に色々悩んだ結果、もしこのまま特に経過に問題なく予定帝王切開するんだったらクリニックでも全然十分だなぁとか考えていたわけです。

この時は…。

 

 

その後↓↓

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