不妊治療は未知の世界

助産師が2人目不妊で不妊治療を始めていき、学んだことを書き留めています。

KLC② D12 卵胞確認:レトロゾール1周期目

D12 日曜日

 

2回目の診察。卵胞確認の診察。

採卵決定にはならず。

 

6:48  ビル前到着するもまだ開いてない。

    前から3番目。

6:50   ビルが開いて4階へ移動するもクリニックは閉まってる。

   4番目まで座れるらしい。

7:10   7時にクリニックのドアが開いた。10人ほどの人。

7:18    25人待ち。ここから外で待つらしい。

7:30    再診受付スタート19番。

   採卵の人のほうが受付が早いからこんな番号になる様子。

   外の人合わせてこの時点で40人くらいいたのでは。

7:40   10階で採血終わり五階へ。

8:28  合間に二度同意書の件で呼ばれたからか?

   まだ内診室呼ばれない。

           私より後の人もたくさん呼ばれていて、1番に並んでた人は診察室に呼ばれた…

8:40    受付に確認。

           同意書の件で内診室に回るのが遅くなってたらしい。

8:50    もう80番台も終わって90番台だし。

    なんかもうイライラしてやばい。

    帰れるの何時だろ?(夫のイライラが怖い・・)

9:20  内診室へ

    エコー的に未排卵ぽくて安心したぁ。

9:35     診察室へ

            驚くほどすぐ呼ばれた。

    内膜5mm、左16mm、右20mmと卵胞1つずつある

    E2が卵胞2つにしては低いのでまだ未成熟卵の可能性ある。

    明日も診察を。

    LH5しかないのでまだ待てるため待ちましょうと。

 

10:25  会計ないのに、ずっと会計まっててウロウロ…本当悲しい…

            自分に腹が立つ!

   これからは会計の有無があること肝に銘じておこう

 

滞在時間:2時間50分(ビル到着から診察室まで)

会計:なし

 

 

KLC② D8 レトロゾール1周期目

 みち子の紹介

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 レトロゾール周期の初回受診日の記録

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昨日でレトロゾール一錠五日間の内服終わり。

で、なんか、下腹部がものすごく違和感…。

 

下腹部が張ってる感じ…膨満感?

あとチクチク痛いような…

初フェマーラだし、慣れないクリニックだし、不安いっぱい…

 

複数卵胞育ってたりして?

そんでもって、排卵してたら!?

D12じゃなくて、1日前倒しするべき!?

でも、当日採卵になっても精子ないと破棄だよね?

夫は子連れでクリニックなんか絶対に来ない!

じゃあ勝手に精子持参したほうがいい!?

 

ぐるぐる悩んで色々検索してみるも同じ症状の方は見つけられず…

そもそもフェマーラはクロミッドよりもマイルドな刺激のはずだし…

 

これまでの治療経過を振り返ってみた。

私は、PCOS気味だけど、診断がつくほどではない。

月経周期は30日と少し長いので、チャンスを増やすためにこれまではクロミッドを内服してたわけで…

D3で卵胞11mmとかの周期は、hcg打ってD12にAIHしていた。

でも今周期は、エコー見る限り卵胞は大体均一だったはず

↑自己判断

だってKLCエコー結果の説明なんてしてくれないから…

 

それなら、過去の経過をみても排卵はD14ぐらいのはず…!

とりあえず、まずはKLCを信用して、指示された日に受診してみよう。

心を決める。

 

 

次の記事↓

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 レトロゾール周期で採卵当日の記事↓

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 レトロゾールによる多嚢胞性卵巣症候群患者への効果↓

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 レトロゾールの採血結果への影響↓

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日本では保険適用外である レトロゾールの安全性について↓

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自己紹介

はじめまして。

2人目不妊の助産師みち子です。

ブログタイトルの「不妊治療は未知の世界」から、「みち子」としました。

みなさま、みち子の「ふにんみち」にお付き合いありがとうございます。

 

開腹手術歴あり&早くから多嚢胞性卵巣っぽいことを指摘されてました。

妊娠しにくい身体だという自覚もあり、早々に結婚。

でも、予想外にも子作り開始ひと月目に自然妊娠!

その後、夫が2人目に消極的で、私も忙しかったこともあり、4歳差を狙うも…。

 

1人目が奇跡だったのかなぁ。

 

体外受精までの軌跡

 

未受診期

避妊なし6ヶ月間

排卵検査薬での自己タイミング2ヶ月間

 

 

木場公園クリニック(KPC)受診

タイミング療法7ヶ月間

人工受精2ヶ月間

 

 

加藤レディースクリニック(KLC)転院

AMH値 7前後

 

KLCでの治療内容 

 

1周期目: KLC初診の記事(βhCG値のせいで治療見送り)

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2周期目:成功報酬制適用のレトロゾール周期初回記事(採卵結果0で撃沈)

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3周期目:クロミフェン周期

採卵3つのうち全て受精 うち1つを新鮮胚3日目移植➡妊娠

              残り2つは胚盤胞に➡凍結余剰胚として管理中 

 

D2初回記事↓

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 ET12判定日のβhCG値↓

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不妊治療のお勉強記事一覧

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レトロゾール(フェマーラ)はPCOSの妊娠率と出産率を上げる!?

KLCで体外受精にトライする周期で、初めてレトロゾールを投与することに。

全然知らなかったから、どんな効果があるのか調べてみた。

ら、コクランレビューがあったので、迷わずチョイス。

 

多嚢胞性卵巣症候群の女性に対する不妊治療におけるアロマターゼ阻害剤 | Cochrane

 

内容↓

P 多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の女性に

I アロマターゼ阻害剤であるレトロゾールを投与すると

C その他の治療と比較して

O タイミング療法または人工授精での有効性と安全性の検討

 

RCTだけで42本の結果が含まれているし、かなりエビデンスレベルが高いレビュー。

うち、25本がクエン酸クロミフェン(クロミッド)を対照群に設定した研究で、5本が腹腔鏡下卵巣ドリリング(卵巣を覆う膜を穿刺する手術的治療)だった。

 

レトロゾールとクロミフェンの比較結果詳細

 

出産率

(OR 1.68, 95% CI 1.42 to 1.99; 2954 participants; 13 studies; I2 = 0%; number needed to treat for an additional beneficial outcome (NNTB) = 10; moderate-quality evidence)

OHSS率

(0.5% in both arms: risk difference (RD) −0.00, 95% CI −0.01 to 0.00; 2536 participants; 12 studies; I2 = 0%; high-quality evidence)

妊娠率

(OR 1.56, 95% CI 1.37 to 1.78; 4629 participants; 25 studies; I2 = 1%; NNTB = 10; moderate-quality evidence)

流産率

(20% with CC versus 19% with letrozole; OR 0.94, 95% CI 0.70 to 1.26; 1210 participants; 18 studies; I2 = 0%; high-quality evidence)

多胎率

(1.7% with CC versus 1.3% with letrozole; OR 0.69, 95% CI 0.41 to 1.16; 3579 participants; 17 studies; I2 = 0%; high-quality evidence)

 

以上を見ると、PCOSの場合、妊娠率・出生率ともに高くて、OHSS・流産率は同程度だし、多胎率減るらしい。

ただし、ファンネルプロットは軽度の非対称らしいけど、まぁそうでしょう。

これを見ると、PCOSには日本もレトロゾールにしたほうが良いのでは?

なぜ私は今までずっとクロミッドだけだったんだろう・・・。

 

ただ、primary outcomeに含まれるAdvers effectsはOHSSのみ。

患者としては、児の奇形率のメタアナリシスが知りたいよね。

別のレビューあるらしいから見てみよう。

KLC② D3 完全自然周期 成功報酬制適用 レトロゾール1周期目

D3 金曜日

 

午後一の診察予約にトライ!

 

14:50   再診受付の列へ。ソファー席座って待てるのでありがたい。

   私は前から14番目。結果、453番だった。

15:03   5階フロアでは457番が呼ばれていた。

15:30   放送でよばれ慌てて処置室へ。

    診察室と内診室の画面だけ見てた~!

   ここによく見たら診察室っていう番号表示もある!もーーーーーーー!!!

   持参忘れだった血型データ提出。

15:40   10階で採血してまた五階へ。

15:43   464番が内診室呼ばれてる…うーんかなり時間ロスしたのかな。

15:55    内診室へ

    卵胞複数見えた。医師何も言葉発さないから驚き・・

   KPCではその場で内膜厚さや卵胞の大きさ教えてくれてたから拍子抜け。

16:45    診察室へ

    次はD12に受診を。D13,14に採卵となればその2日後に移植かも。

    本日よりレトロゾール開始

17:20  会計して帰宅

 

 

今日学んだこと

★紙カルテだから、受付などで呼ばれると時間ロス!

 

これが電カルだったら関係ないんだけどね。

または紙カルテでも、遠回りしたら診察順番を番号順で差し込んでくれる病院もあるけど・・。

呼ばれる前に、自分で確認しておいたほうが何かとスムーズかもしれない・・

(ということに後日気づいた)

 

診察時、うまくいけば移植判後に、海外にいく用事があったのでどんな回答になるか質問してみた。

意外にも、正常妊娠なら可能だが、子宮外妊娠などだと難しいと。

なるほど、確かに妊娠5週じゃ気づいてない人も多いし、出血しても完全流産だったりだからかな。

 

 

 

 

KLC① 初診 D3 βhCG値のせいで空振りに…

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これは、私がKLCへ転院したときのお話です。

KLCの初診は実はこの2か月前ぐらいから計画していて、初診で必要なものとか、夫は同伴すべきなのかなどの情報を得ていました。

 

この時の状況は、避妊しなくなってから6か月、排卵検査薬を使用した自己タイミングで2か月、KPCへ8か月通院でした。

実は、初めの6か月はしっかりと排卵日は避けていたので、まぁできたらできたで嬉しいな、ぐらいの気持ちでした。

というのも、上の子と4歳差になってほしかったので、その都合からでした。

 

 

 

転院を決意したきっかけ

2回目のAIHも陰性に終わり、次こそはいよいよ体外受精か…と悩んでKPCを受診する。

前周期ピルはやりたくないとか、色々と駄々をこねて、看護師に1時間以上相談し、医師と3回も面談をしてもらったのにもかかわらず、結局保留で帰宅した。

というのも、高刺激系であるKPCで移植までかかる費用は約120万円ほどの見積もりとなってしまっていて、他にももっと金額の低い不妊治療専門クリニックでの体外受精はいくらでもあるし、どう考えても初回から挑戦するにはハードルが高かった。

 

 KLCへ初診!西新宿通いスタート!

初診予約は突然に

KPCで散々に迷惑をかけた帰り道、急に思い立ちKLCの初診予約サイトを確認してみた。

すると、いつも1か月先まで埋まっていた予約なのに、2日後の予約が奇跡的に取れた!!!!

これはもう、運命だ!とばかりに、勢いで夫に電話をかけた。

基本、夫は連絡無精だし、私もよほどのことがない限り日中に電話することもないので、夫はすんなりと電話に出てくれた。

それから、夫に頼み込んで、なんとか平日出勤前に時間調整してもらい、通院にOKをもらえた!

うちは夫が治療に乗り気ではないので、結構怒っていましたし、ダメ元で電話したので、まさか本当に調整してくれるとは思わず、これも何かの縁?と思わずにいられませんでした。

 

いざKLCへ!

予約時間と受付時間に注意!

こどもは7時半に保育園へお願いして、夫婦で電車でGO!

初診予約は8:00だったので、8時半までに受付すれば良いとのこと。

ふつうの病院だと、予約が8時だったら、8時までに受付しないとどんどん呼び出しがあるのが多いので、受付が予約時間から30分以内というのは要注意。

 

 全体の流れ 

D3 木曜日

 

8:20  KLC到着

   10階の初診ラウンジへ。ゆとりあるラウンジだなー

 

8:40  診察室にて医師から治療意思確認

 

8:50  夫出社

    私内診室へ 

         看護師の問診

 

9:20  隣へ移動し、尿検査と採血 

          コンビニへ行きストークラウンジへ移動

 

11:30 診察室呼ばれる (2回目)

   hcg0.4なので今回の採卵見送りとなる!!!?

 

11:55 看護師から次回の説明 

 

 

初診の感想

初診についてあるブログを一通り巡回して学んだこと

★初診で夫同伴したほうが、夫の滞在時間が短くて済む

 

これは本当にその通りだったな。

到着時に受付で、夫が仕事なのでできるだけ早く送り出したいことを説明した。

何時までに出ないといけないか確認されたので、時間伝える。

初診だからなのかかなり融通きかせてくれて、夫滞在時間は予想外の30分!

ぶーたれてた夫も拍子抜けしてたわ。

 

かなり珍しいとは思うけど、実は夫は一度も不妊クリニックも受診したことない…

 KPCがかなり融通きかせてくれていたってことです。

本当に、感謝しかない。

 

採卵見送り

採血検査でhcg高いから今周期は見送りと言われてビックリ。

3回ぐらい食い下がったけど、ダメだった。

 

 

 自分で検証したβhCG値の記事↓↓

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 βhCG関連記事↓↓

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しまいには看護師下げされて、疲れて診察室を出た…。

本当、正直もうKLCで治療するのやめようかと思うぐらい、不安になる診察だった。

特に、医師の対応がひどすぎる。

おじいちゃん医師は、結構時代錯誤なこと言ってくる人多いから、仕事だったらハイハイって感じだけど。

1周期も無駄にしたくない自分にとっては、病院への不信感を抱かせることになった。

※産後の会陰損傷(赤ちゃんの頭で切れた股の部分)を縫う時に、「ご主人のために、一針多く縫っておきましたから~」とかぬかす医師!!!!あんたのこと!!!

 

言われたこと

医師「データが悪いなと思って調べてみたら、看護師さんたちは勝手にクロミッド飲んでたりとか」

知らないよーーー!ひとくくりにすんなーー。腹立つ!!

看護師なんてピンキリだから分かるけどさー!!←

 

医師「だって可能性が低いのにやってもしょうがないでしょう!?」

もっと言い方ってものありますよね!?

たとえば、せっかくの高い治療費が無駄にならないように…とかさぁ。

本当高飛車で驚いた。

 

医師「うちは、他とちがっていろいろ要望きいたりはしません。うちのやり方でやりますから」

それ言っちゃう??

20年前じゃないんだから、今の医療はそんなんじゃ通用しないよ。

この人、ある意味KLCでしか働けない医者だろうな…。

 

 

学んだこと

★hcg抜けるまで採卵周期にすらはいらせてくれない

★いつ採卵周期に入れるかわからなくても、初診予約がとりにくいので早いうちに診察受けておくのはアリ

 

 

 

その後の経過

この周期は仕事も忙しかったので排卵検査薬もせず普通に夫婦生活だけ。

 

D28

オリモノに鮮血混じるが一度だけ。

翌日、翌々日は全体的にピンク色のおりものがオリモノシートで足りるほどの少量が三度ぐらい。

 

D29

妊娠検査薬陰性…

でも、私にとって初めてのことで着床出血!?とか期待して検索しまくり。

でも医学的には着床出血というものは定義されていない様子…。

結局、D28から5日後に暗赤色の見まごうことなき月経が始まり、この日をD2とした。

 

2周期目の記事↓ 

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3周期目の記事↓

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3周期目のこのときに移植した胚について↓

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その後妊娠しました↓

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